病院や薬でもダメだった不調や痛みを
骨格や内臓をそっと触れて整える
エネルギー治療で根本的に解消させる

なるべくして治療家に……。世界各国の施術を研究し、導かれるように16の資格を取得

「なるべくして治療家になったのでしょうか？自然に治療業界に入りました」。そう話すのは、埼玉・東大宮「メディカル整体院」院長の内山綾子先生。「小学生の頃から人のからだをマッサージするのが好きで、マッサージや足裏についての本を読んでいました。父や母が具合の悪い時にはからだを揉んであげたり、足つぼを押してあげたりして痛みや張りを和らげていました」と語る。実際、内山先生は治療家になる前から、友達が体調を崩したとき、習ったわけではないのに、からだを整えてあげることができたり、頭痛や肩こりを治してあげていた。手当こそ治療の原点だった。「何で私が触ると良くなるのか、正直不思議でした」と内山先生は語る。

短大卒業後は美容業界に就職し、ボディケアやフェイシャルエステを担当。美容や健康には詳しくなれた一方で、幼少期の経験から「もっと根本的な悩みを解決するお手伝いがしたい」という想いが募り、世界各国の施術や、手技療法に興味を持ち始めた。

「バリでマッサージ、香港、台湾では整体。そのほか、5000年の歴史を持つ医学療法アーユルヴェーダ、ハワイに古くから伝わるヒーリング療法ロミロミなど、様々な施術を学びに世界を回ってきました」。そうして治療家の仕事に導かれるように、気がつけばカイロプラクティックなどの16の資格を取得。その間、自宅サロンを経営しながら整形外科や治療院などで経験を積み、2011年6月にさいたま市でメディカル整体院を開院した。

患者様ご本人の力で回復させるので、腰痛、肩こり、頭痛だけではなく、あらゆる自己免疫疾患にも対応

内山先生の治療法は、色々な次元に対して治療していく。「簡単にお話ししますと、人間にはアカシックレコード（過去からの記憶）が、DNAの塩基配列に入っていて、単に今の問題だけで調子が悪い訳ではありません。細胞レベルに働きかけるのは、スピード、深さが必要になる為、エネルギー治療は不可欠。何をしてもよくならない方は、その場の痛みしのぎの治療を受けている方が多い」と語る。

よくある町の整体院では、その症状が出ている部分に対して、緩めたり、刺激を入れたりするが、それはからだから出てくるサインをただ消しているだけ。施術の直後はスッキリと痛みがとれた感じがしても、それは麻痺させているだけで、患者さんが持っているイネイトインテリジェンス（先天的能力）を奪ってしまっている。本当の改善とは、ご自身の力で戻していくことを指す。体を良くするには、基本は「骨盤」だ。骨盤には、その人の生命力が現れる。免疫や消化の問題は、左の骨盤にでてきたり、右は内臓の体力などの問題がでてきたりする。生命力（骨盤）を安定させる事が大事だ。内臓の状態で骨盤は変わる。また骨盤の状態で頭は変わる。

脳腸相関で最大限に患者様の先天的能力にアプローチしていく。

多くの患者様は長年お痛みに苦しんでいて、不定愁訴、精神の問題、不妊、アレルギーなどで来院される。皆さん色々な治療を受けてきて、相談に来る方が多い。一人でも多くの方が、ご自身の力で回復し健康なからだを手に入れ、幸せな人生を送って欲しい。健康なくては、幸せとは言えないからだ。「私たちのからだは、ストレス、疲労、日常の生活習慣から疲労物質や老廃物が発生し、リンパや血液に流れ込み、それらを処理するのが内臓で、負担がかかると、内臓だけではなく背骨、頭蓋骨などの動きが悪くなり、神経や血行の働きも鈍くなって痛みや不調として表れてくるのです」と、内山先生が解説される。

施術時間は受付から60分ぐらいで、カルテをもとに問診とカウンセリング。検査は、頭蓋骨や内臓の状態、背骨のゆがみをソフトタッチでしっかりと。目に見える症状よりも目に見えないところに真実があって、最初の触診で原因を見つけ出す事が大切だ。1000人の患者さんがいれば、手技は1000人違う。施術で内臓の位置異常を戻し、頭蓋骨を緩めて脳脊髄液の循環を促し、脳の状態を安定させ、エネルギー療法で細胞レベルを変えていく。「できる限り患者さんの体力を奪わないように悪いところを特定してそこだけを矯正しています」。顔や頭の歪み、変形を伴う左右非対称や、不定愁訴を独自のメゾットで美容面もサポートできる医療連携チームを持っています。

顔や頭の歪み、変形を伴う左右非対称や、不定愁訴を独自のメゾットで美容面もサポートできる医療連携チームを持っています。

整体院では珍しく、顔の左右非対称、顔の骨の変形、無呼吸症候群に悩む患者さんにも対応。呼吸、気道の捻じれなど、口腔内が悪いと全身に歪みが出てくるので、歯科医と提携し、夜の呼吸を安定させる「メディカルプレート療法」であらゆる不定愁訴や変形に対応を可能に。整体と医療と美容の一体化は悩みの深い患者様には必要だ。

治療家としての生き方

内山先生はこの本が出版される年に50歳になる。長年治療業界で、色々な施術を学んできたが、患者様が良くなるのは、「テクニックではなかった」と語る。すべてのテクニックには限界があり、限界を超えるには、自分自身だと。はっきりいって、患者様の目の前にたったら、良くなっている場合も多くある。今まで振り返ると患者様への愛や思いやりが、一番のテクニックだった。子供の頃にしていた無意識の手当が、治療の根源だった。

しかし、学んだ事すべては無駄ではなく、多くの治療の引き出しになり、オーダーメイドの治療を可能に。

治療家として一番大事なことは何かとお聞きすると、「患者様の苦しみを理解し、同調するのではなく、改善まで導ける迷路のような方程式を解く事、それには自分自身の進化の為に、立ち止まらず、机上の空論だけでなく、臨床を積む事」と話す。

最後に内山先生は以下のメッセージを語った。

「最後に今まで多くの来院して頂いた患者様、私を育ててくれた先生、そしてスタッフを含めた仲間の皆様、治療業界で頑張れたのも、皆さまのおかげだと思っております。ありがとうございました。後何年治療家をできるかは分かりませんが、限界まで臨床に励みたいと思います。この先の治療業界が益々進化しますように」。