
うえき治療院
神奈川県横浜市港北区大倉山3丁目8−34 2階
院長植木秀美
元やり投げ日本代表で、あん摩師、
はり師・きゅう師の国家資格をもつ先生が
あなただけのオーダーメイド施術を提供

40年続く母の店を引き継ぎ、
院名も新たにリニューアルオープン
2023年7月、新たな名称でリニューアルオープンした「うえき治療院」。「もともとは母が1982年に開業した『植木マッサージ』というマッサージ店で、昨年の2022年は40周年でした」。そう話す植木秀美先生の経歴は、他の治療院の先生とは異色だ
小学生の時はバスケット部に所属。中学・高校・大学・大学院では陸上部所属。やり投げの日本代表に選ばれたこともある。さらに声の俳優や学校の先生、とさまざまな経歴を持つ。「治療家になる予定はありませんでした。きっかけは、母の交通事故です。3トントラック対人という大きな事故で、直後は意識不明になりました。実家の借金問題とも重なり、私が何とかしなければ、と思いました。母の施術を求めるお客様もいらして……」。治療院を引き継ぐ決意を固めた37歳の植木先生は、それから経営塾に通い、経営の立て直しと仕組み作りに取り組んだ。同時に資格取得のために専門学校に通い、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師の国家資格を取得した。
同じ場所に新規オープンした「うえき治療院」は、現在、院長の植木秀美先生と、回復し現場復帰した母の植木きみ子さん、井上幸子さんの3名で運営している。
「人の身体は一人ひとり異なるので、決められたメニューはありません。すべてオーダーメイドです」と植木先生。やり投げの選手時代、動作を修整する作業をずっと続けてきた植木先生は、患者さんの立ち姿や歩行を見ただけでも、痛みを感じる箇所と施術法がわかるという。

一人ひとりの症状に合わせ、東洋医学の四診を基本に診療を行う
治療法としては、東洋医学の四診を基本に施術する。四診とは、「望診(ぼうしん)」、「聞診(ぶんしん)」、「問診(もんしん)」、「切診(せっしん)」の4つ。望診=視覚を通じて診療する方法。西洋医学での視診と同じで姿勢や動作、肌の色などを診る。聞診=聴覚・嗅覚を通じて診察する方法で、声や体臭口臭などを診る。問診=患者さんとの対話によって診察する。切診=西洋医学でいう触診のことで身体に触れて診察する。これらを使い、患者さんの症状に合わせた施術を行い、必要に応じて電子温灸器や電子パルスも使用する。
これは肩こり、腰痛、頭痛、膝痛、坐骨神経症、ヘルニア、関節症、頸椎症などあらゆる症状に対応しているが、しびれや痛みが出て神経に関わる場合は、即効性のある鍼治療を取り入れる。しかし、ひとえに鍼といっても手法はさまざま。たとえば皮膚に軽く接触させるだけで効果を発揮する「接触鍼( 集毛鍼、振子鍼、てい鍼など)」。また、皮膚の上を転がしたり、さすったりして使用する「摩擦鍼( ローラー鍼、ウサギ鍼、いちょう鍼など)」。症状に合わせた手法で、根本から症状を解決する。
慢性疾患や眠りが浅いと訴える人には、お灸も効果があると語る。お灸は直接皮膚の上に置く透熱灸や、皮膚に熱だけを通す台座灸などがある。
「医学の世界もまだ解明されていないことが多くあり、西洋医学では改善できない症状も、東洋医学では症状が改善されたり、傷みが緩和することは、現場では実際に起こっています」。動かないと言われる頭蓋骨も、施術によって動かせる要素があり、複数の疾患で歩行困難になり、さらに手術を拒んでいた患者さんも、痛みのコントロールをしながら通院することで、最終的にはステッキなしで歩けるようになった。

施術の目的は、痛みの解消だけではなく、
ゆがみを矯正すること
施術の目的は、痛みの解消だけではなく、ゆがみを矯正すること。「矯正することで、結果的に痛みは改善し、早い段階で症状の変化が見られます。一方、組織の損傷による症状の場合、時間はかかっても治療を続けることで、着実に改善に向かいます」。筋力低下がある場合は運動のやり方などを伝え、症状が改善するまで全力でサポートしている。院内にベッドは1台のみ。他の患者さんは不在なので、施術時間は患者さんだけに集中する。
「何より大切にしているのが患者さんとの信頼関係です。緊張している状態では、本来の施術効果が得られません。安心感の中で身体をゆだねていただきたいので、医療面接(問診)と他覚所見(検査の所見)には時間をかけています」。
カウンセリングでは、現在の症状を詳しく確認する。初めての症状か? それとも再発か? 過去にマッサージ・整体・鍼・お灸・整骨院での治療経験がある人は、どこでどのような治療を受けていたか。薬の有無。職種によって症状が変わるので仕事についても確認する。植木先生からは、痛みの原因/治療方針/治療計画/回復パターンを説明する。検査では、施術前と後の違いを把握するため動画で撮影し、患者さんと共有している。施術後は、日常生活でも良好な状態を維持できるよう、生活習慣や動作のアドバイスを行っている。
傷みの原因となる箇所を的確に押さえたとき、「そう、そこそこ!」と患者さんから声があがる。植木先生が「ここですね」と応える。「触ったときの感覚と、鍼の感覚とでは少し違います。筋肉の緊張が解けると、ポイントに到達し、あー、そこそこ!となるんです」。それが植木先生の「タッチ力が強み」と言われる所以だ。多くの患者さんが、「今までで一番効果を実感する」と感想を寄せている。
施術院情報
院名 | うえき治療院 |
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住所 | 神奈川県横浜市港北区大倉山3丁目8−34 2階 |
診療時間 | 水・木・金・土・日・祝 9:00~21:00 |
定休日 | 月曜・火曜 |
院長 | 植木秀美 |
電話 | 045-542-1379 |
HP | https://ueki-chiryoin.com/ |